プログレ/HR、Macintoshと世間の流れとはちょっと違った視点での徒然語り
by t_maity
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Logic勉強会

 本日、アップルストア銀座で行われたJapan Logic User Group主催のLogic Pro9セミナーを見てきました。
 Logicの奥の深さと性能の高さを実感してきました。

 このブログにも毎月のように「Logicの音が出ない」という検索ワードで見ていただいている方も多いようですが、ビギナーの方にも中級以上の方にも以下のサイトをお勧めします。

「Logicのすすめ」http://www.naoxlogic.com/
 この中の「はじめてのLogic」にどうしても音が出ないという方へのより優しく詳しい初期設定があります。http://www.naoxlogic.com/archives9/Beginner/b01.html
 UstreamでLogicセミナーのストリーミング放送もしています。http://www.ustream.tv/channel/jlug-logicpro-seminar
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# by t_maity | 2011-10-29 22:04 | Music

Airに関する覚え書き

 まずは、10月24日のドリキンさんのブログ記事「新型Macbook Airは従来のハードウエアの常識を覆した!店頭レビュー」http://bit.ly/cqcGjGの内容に目を引かれた。
 店頭展示のMacbook Air 11インチモデル。いわゆる吊り状態のデフォルトのモデルで、safariのページを100枚開き、さらにiMovieでHDムービーを再生するという驚愕の実験を行っている。
 普通、そんなことするか?とも思うのだが、ドリキンさんはさらにその状態のままApertureを起動させて写真をブラウズさせるのだが、サクサク動いたということだ。
 ドリキンさんによれば、仮想メモリのスワップでのオーバーヘッドがAir搭載のSSDの高速化により無効化された効果ということだ。
 デジタルステージの平野社長が夏に発売されたMacbook Pro 15インチモデル(SSDモデル)の開封をするなり、すべてのアプリケーションを一気に開くというデモをユーストリームで行っていた時もその速さに度肝を抜かれたのだが、今回のAirに関しては通常のSSDではなく、Air用にカスタマイズされた「裸」の状態の「フラッシュストレージ」(ケースに入れられてHDのような状態のもの意外はSSDとは言わないらしい)で、さらに高速化されていることもあり、非常に高速なようだ。
 その後、次々と同様の使用レポが主要ネットメディアから発表されており、ほとんどがMacbook Airを絶賛している。
 このフラッシュストレージ効果のほかにもテッククランチの「iPadとMacbookを繋ぐAppleのセクシーな戦略」http://jp.techcrunch.com/archives/20101030the-sexy-details-of-how-the-ipad-and-macbook-air-will-hook-up/で、新AirがインテルCore iシリーズを採用しなかった理由として Mac OS Xの戦略としてGPUにグラフィック以外の処理も行わせる方向に動いており、次期OSライオ
ンでOpen CLに焦点をしぼっているのはこのためである。さらにCore iシリーズはOpen CLに対応していないためAirには採用されなかったという推論を行っている。
 これらのレポートを読んでいくと、将来のMacbookの戦略が見えてくるような気がするのだが、ここでひとつ気になるのはインテルの次期CPUのSandy BridgeのOpen CL対応である。
 どうもこのSandy BridgeもAppleが考えているようなOpen CL対応にはなっていないような気がする。
 Appleとインテルの方向性に隔たりがあるようならば、またCPUがAMDあたりに変更というような事態も起こりうるのかもしれない。
 いずれにしても、新Airではごく日常的な使用においては何の問題もなくサクサクと動くことがわかった。
 問題は、AirでもiMovieやGarageBand、はたまたFinal CutやLogicを使いたいという人達だろう。
 その手のアプリケーションの仕様を見てみると。
 iLife
  GarageBand
  Intel プロセッサ搭載の Mac コンピュータ
  1 GB RAM
  約 5 GB の空きディスク容量
  DVD ドライブ (インストールに必要)。
  解像度 1280 x 768 ピクセル以上のディスプレイ
  GarageBand での 24 ビットレコーディングには、24 ビットオーディオをサポートする Mac OS   X 対応のオーディオインターフェイスが必要。

 Final Cut
  Intel プロセッサを搭載したMac
  1GBの実装メモリ(圧縮HD、非圧縮SDを処理する場合は2GBの実装メモリ。非圧縮HDを処理す  る場合は4GBの実装メモリ。)
  ATIまたはNVIDIAグラフィックプロセッサ
  128MBのVRAM
  解像度1280×800以上のディスプレイ
  Mac OS X 10.5.6以降
  QuickTime 7.6以降
  DVDドライブ
  すべてのアプリケーション(Final Cut Pro、Color、DVD Studio Pro、Soundtrack Pro、     Motion、Cinema Tools、Compressor、Apple Qmaster)をインストールするには4GB以上の  ディスクスペースが必要
  オプションのコンテンツをインストールするには、さらに46GB以上が必要
  DVD Studio Proのコンテンツのインストールに9GB
  Motionのテンプレートのインストールに7GB
  オーディオコンテンツのインストールに22GB
  LiveFontのインストールに8GB

 Logic
  Intelプロセッサを搭載したMac
  1GBの実装メモリ(2GB以上を推奨)
  1280×800以上のディスプレイ
  Mac OS X v10.5.7以降
  QuickTime 7.6以降
  DVDドライブ
  PCI Express、ExpressCard/34、USB、FireWire接続の
  オーディオインターフェイスを推奨

 Macbook Air 11インチの基本仕様が
  1.4GHz Intel Core 2 Duoプロセッサ(3MBオンチップ共有二次キャッシュ)
  または1.6GHz Intel Core 2 Duoプロセッサ(3MB共有二次キャッシュ)
  800MHzフロントサイドバス
  2GB 1,066MHz DDR3 SDRAM(オンボード、最大4GB)
  NVIDIA GeForce 320Mグラフィックプロセッサ、
  256MB DDR3 SDRAMをメインメモリと共有3
  標準解像度: 1,366 x 768ピクセル、
  アスペクト比16:9で1,344 x 756、1,280 x 720、1,024 x 576ピクセル
  アスペクト比16:10で1,152 x 720、1,024 x 640、800 x 500ピクセル
  アスペクト比4:3で1,024 x 768、800 x 600、640 x 480ピクセル
   アスペクト比3:2で720 x 480ピクセル
  フラッシュストレージ 64GBまたは168GB

 やはり、ちょっと厳しい感じはしますね。
 ただ、ねっとで交わされる会話の「使える、使えない」というのは、ほとんど快適に使えるかどうかということを問題にしているような気がします。
 今年の3月まで使っていたPowerbook G4 12インチモデルでは、2~5台のビデオカメラで撮影した映像をFinal cut Proで編集し、DVD Studio Proでオーサリングし、DVD-Rに焼くというなかなかハードな作業を行っていました。
 1.5GHz PowerPC G4
 512MB PC2700 (333MHz)
 12.1インチ(対角)TFT, 解像度1024 x 768ピクセル
 NVIDIA GeForce FX Go5200(64MB DDR SDRAM)
 という、今から見るとかなり貧弱な環境だったので、とても快適に使えていたとは言えませんでしたね。ただ、快適に作業を行うことができないということと自分のやりたいことができないというのは全く意味が違うと思います。
 たとえ大幅に時間がかかったとしても、少なくともCore2Duo搭載のiMac(Late2007)を導入するまでの4年半は自分のやりたいことをやらせてくれました。
 世の中には、たとえ時間がかかったとしても自分のやりたいことができることが大事な人間も少なくはありません。
 軽々しく「Airの11インチはメインマシンとしては使えない」などとは言えないのではないかという気がします。
 とはいえ、garage bandやLogicなどは、現在メインに使っているMacbook Pro (Late2008)でさえもトラック数が多くなるとオーバーロードしてストップしてしまうことがある。
 音楽編集も映像編集も画面は広いほうが確かに快適で、効率がよいものです。
 音楽や映像編集、Photoshopやイラストレーターをヘヴィーに使いたいという方ならそれなりの機種選びをしたほうがいいかもしれません。
 ただ、これからコンピュータを始めたいとかiPhoneやiPadの母艦としてとりあえずMacがほしいと言う方ならAirの11インチモデルは88,800円という低価格なので、使っているうちに自分のやりたいことを見つけるための足がかりとして購入してみるのもいいのではないかと思います。
 ちょっと遅いだけで「使えない」とか言って放り出すのではなく、時間がかかっても自分のやりたいことをギリギリまでやってみることが大事です。
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# by t_maity | 2010-11-05 22:23 | Macintosh

Airに関する覚え書き 3

 モバイルデバイスは、誰もが「より軽く」と要求するのだが、実際には全体の重量
が重くなるのにもかかわらず、エネループなどの外部バッテリーをいっしょに持ち
歩いているモバイラーも多いのではないだろうか?
 デバイスが便利であればあるほど用途は増え、使用時間は長くなる。
 肌身離さず持ち歩くような状態になると、バッテリー駆動時間は死活問題のように
感じられてくる。
 電源コンセントの使えるカフェ、電源コンセントの使える電車車両。充電のできる
電源が使える場所を探してくれるiPhoneアプリまで登場しているくらいだ。
 それではバッテリー駆動時間を延ばすために何が行われるか?
 大型のバッテリーを搭載する。
ストレージをHDからSSDに代える。
 OSの電力管理機能を向上させる。
 低電力タイプのCPUを使う。
 これら全ての対策をバランスをとりながら行っていかなくてはならないのだろう
が、最も効果の高いのは低電力タイプのCPUの採用だろう。
 去年あたりまで流行っていた「ネットブック」は、インテルの低電力CPUのAtomが
なければ成立しないものだったろう。(もっとも「ネットブック」という名称はイ
ンテルがAtomやその他バス回路などのインテルチップを使うことを前提として考え
たものなのだが。)
 初代のMacbook Airがリリースされた時の評価では「高い」「非力」「思ったほど
のバッテリー駆動時間ではない」「拡張性に問題がある」というものが多かったと
思う。
 モバイラーの多くがモバイルデバイスに多くを求めないと口では言う。
 「モバイル使用なのだから多くは求め以内よ。webブラウジングやメール、せいぜ
いワードやエクセルを使う程度だから、それほどの高い処理能力は求めないよ」と
口では言うのだが、いざAppleからサイズが小さくて薄いMacbookがリリースされる
と要求がどんどん高くなってくる。
 今回の新AirでAppleが13インチには低電圧タイプの11インチには超低電圧タイプの
Core 2 Duoを採用したのは、「バッテリー駆動時間」と「価格」なのだろうと思
う。
 単純にバッテリーだけを考えれば、低電圧タイプのCore i3でもよかったのかもし
れないが、13インチで118,800円、11インチで88,800円!という異例ともいうべき
低価格を実現させるには、値段的にも「枯れた」CPUであるCore 2 Duoを選択し
たのだろう。
 昨日今日のMacユーザーではないような人までもが「Appleがネットブックを出し
た」と口を滑らせたのはこのCPUと価格ゆえのことだったのかもしれない。
 多くのポッドキャスターが「11インチなんて何に使うの?」「Core 2 Duoはないだ
ろう」という無責任な使える・使えないという話をしている割には当日にApple
Storeで購入する人が意外と多かったのはなぜだろう?
 現在、新Macbook AirのApple Storeでの出荷予定が13インチで24時間以内、11イン
チモデルで1-3営業日とiPadやiPhone4の爆発的な売れ行きから考えると、ちょ
っと地味な印象があるのだが、彼らの無責任な発言が初期セールスを抑えてしまっ
ているのではないかと心配になってしまう。
 しかし、2週間近くたち、ブログやネットメディア等で今回の新Airの仕様は単なる
トレードオフの産物ではなかったことを示すようなレポートが多く見かけられるよ
うになってきた。
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# by t_maity | 2010-11-04 20:25 | Macintosh

Airに関する覚え書き 2

 iPhone、iPad、Macbook。これらのモバイルデバイスに一般ユーザーがもっとも要
求するものは何だろう?
 ひとつはボディーの小ささと軽さ。
 ひとつはモバイル使用に耐えられる強度。
 そしてもうひとつは、バッテリー駆動時間。
 自分自身、初めてのノートとしてPowebook 2400Cを1997年に購入して2年半くらい
使用していた。
 アップルジャパンと日本IBM大和研究所により共同開発されたAppleとしては最初で
もしかしたら最後の日本発のマシンだった。
 今でも大好きで思い入れのあるモデルなのだが、使っている2年間はなかなか厳し
いものがあった。
 とにかく、ボディの強度が不足していたのだろう、毎日どこに行くにも持ち歩いて
いたら、購入から1年を過ぎたあたりで突然マザーボードが逝ってしまい交換。
 HDの容量も不足していたので秋葉原で交換。その時に分解の手順を説明したバラ
シビデオを購入して自分で分解メンテをできるようにした。
 3ヶ月に1回くらいの割合で分解メンテをしていたのだが、さらに1年半くらいで再
びマザーボードが壊れたためにあきらめてiBookキーライムに買い換えた。
 この当時、日本のメーカーの出していたいわゆる「サブノート」もやはり強度不足
からの返品が相次いでいたという話もあった。
 この時代は、ボディサイズを小さく軽くすることと、強度を確保することが両立で
きていなかったのだろう。
 Powebook 2400Cは、販売累計も7万台程度とさほどのセールスにならず、故障も多
かったことから、ジョブズがサブノートサイズのPowerbookを開発しなかった原因となっ
たととも考えられている。
 Powebook 2400Cには、この2年半でモバイルコンピューティングの勉強をさせても
らった。
 当時の貧弱なネットワーク環境では、クラウドにデータを置くこともできず、軽量
化のためにフロッピードライブもCDドライブも搭載していなかったこのモデルを
使うためには、外付けのフロッピードライブやCDドライブ、さらにACアダプタ
ーは必携であり持ち運ぶ荷物の重量は結局その他のモデルとたいして変わらなかっ
た。
 しかし、この便利さは中毒となりPowerbookの必要性を常に感じさせられるものと
なった。
 Mac OS Xの時代となり、それまで使っていたiMacとiBookでは厳しくなっていた
頃、2003年1月に発売されたPowerbook G4 12インチモデルを即購入し、今年の3月
まで丸7年間使い続けた。
 Powerbook 2400Cの10.4インチのディスプレイからひと回り以上大きな12インチデ
ィスプレイと8倍速スーパードライブ、Wi-Fi装備。それでいてPowerbook 2400Cの
1.98kgより若干重い程度の2.1kgと理想的なモバイルモデルだった。
 この時代のモデルから考えたら、現在のMacbook Pro 15インチの2.54kgなどは
驚異的な進化と言える。これを「鉄アレイ」などと言っている軟弱な体力の人間にもあきれてしまう。
 この当時、出張も多く、また友人のバンドなどのライブ撮影のために東京に年3回
くらいは上京していたため、手放すことのできない存在だった。
 アルミ製のボディは強度も高く、ちょっとやそっとではびくともしなかった。
さすがに3年前に残業後の照明の消えた駐車場で転んだ際に、入れていたバッグを
地面に打ち付けてしまい、角がへこんでフレームがゆがんでからは、だんだん調子
がおかしくなり、レパードで使うのにも限界を感じてMacbook Pro(Late2008)を
購入したのだが、それでもそれから1年以上もモバイル使用に耐えてきた。
 このモデルの弱点はやはりバッテリー駆動時間で、カタログ上は5.5時間の連続駆
動となっているが、実際の使用にあたっては2~2.5時間くらいといったところ
だった。
 ま~、通常のDVDは連続して見れる程度という感じだったろうか。
相変わらず、ACアダプタは必携であり、常に充電のできるコンセントのある場所
を探していた。
 こういった事情はiPhoneやiPad全盛の現在も変わっていない。
やはりモバイル使用する中で最も重視されるのはバッテリー駆動時間ではないだろ
うか。
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# by t_maity | 2010-11-03 23:55 | Macintosh

Airに関する覚え書き 1

 20日のAppleスペシャルイベント「Back to the Mac」から2週間近くがたった。
 iLife2011、Mac OS X ライオンのスニークプレビューとともに発表されたMacbook
Airの13インチモデルと11インチモデルに多くのMacユーザーが沸き立った。
 特に11インチモデルのインパクトが大きかったのだが、Appleがネットブックを出
したなどという勘違いをする人間も多かったようだ。
 中にはわざわざユーストリームを始めて「Apple、ネットブック出したじゃん!」
などと囃し立てるように言う者もあった。
 相変わらず、Appleのストリーミング映像やネットメディアの同時中継記事などを
読みながら「生中継」をしているポッドキャストなどもあったようだが、結局は英
語がわからず的外れな発言も多く、中にはストリーミングの音声がポッドキャスト
にのらないように音声を切ったまま見て、iMovieやガレージバンドで何をやってい
るのかもまったくわからないまま適当な話をするような者達もいた。
 その他にも11インチを買うか13インチを買うかなどの「単なる雑談」を流している
ポッドキャストもあった。
 それらのポッドキャストは、いち早くネットに情報を流すことだけを目的としてい
るように見える。
 ただ、いち早くとは言っても現地に特派員のいるマスメディアや海外と提携のある
ネットメディアにはスピードでも内容でも勝てるわけもなく、むしろそれらの既存
メディアの情報をブログやポッドキャストやユーストリームでオウム返ししている
ようなものだろう。ただのオウム返しならいいのだが、十分な知識や情報がないま
まに適当な話をするものだから、それを鵜呑みにする視聴者が出てくる可能性があ
る。
 できることならば、いち早く購入した人が丸一日くらい使ってみたインプレッショ
ンレポなどのほうが聞く方としてはどれだけありがたいことか。
 これら、あわて者達のソーシャルメディアを飛び交っていた「情報」で多かったの
が、新AirのCPUがCore iシリーズではなくCore 2 Duoが採用されたということだろ
う。
 この発表があった瞬間にTwitterのタイムラインには「Core 2 Duoかよ~」という
ため息が並んだらしい。
 自分としては発表以前からAirにのるのはCore 2 Duoだろうと予想していた。
それは何故か。以前から何度も書いてきているが、ものごとにはトレードオフとい
うものがつきものだ。
 「なぜiPhoneはもっとパワーのあるCPUを使わないのか?」「なぜiPhoneはマルチ
タスクじゃないのか?」「なぜMacbook AirにCore iシリーズを使わないのか?」
 それは、すべて製品のバランスで生じる判断からくるトレードオフによるものであ
る。
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# by t_maity | 2010-11-03 11:12 | Macintosh

歴史的な夜 Part2

デジタルステージの歴史的なUSTREAMイベントが終って、1ヶ月もたたない3月末に4月3日に新たなUSTREAMイベントを行うというメールが届いた。
今度は、まる2日間、26時間のモーションダイ部の合宿を行うというものだった。
おまけにイベント中にモーションダイ部の部員を対象にiPadのプレゼントの抽選まで行うというものだった。
当日のタイムテーブル(予定)というPDFファイルも公開されていたが、座談会などというものも予定されているものの、出演者が未定の状態で果たしてどうなるかという期待を膨らませて当日を迎えた。
出だしは、モーションダイブ5の開発状況の説明からという静かな出だしだったが、座談会に入るとラジカルTVの原田大三郎、ITジャーナリストの林信行、J-WAVEなどでおなじみのDJ TARO、スカパーJ-SPORTSでキャスターなどをしているサッシャ、ソフトバンクの孫社長の弟さんの孫泰蔵などそうそうるメンツが集まり、モーションダイブそっちのけで、メディア論の大激論が展開された。
さらに日付が変わってから、元マイクロソフト、現在慶応義塾大学教授の古川享、そして、中継中にtwitterでつぶやいていたカシオペアの向谷実が自転車を飛ばして参加するなど、ダイナミックな展開を繰り広げた。
翌日、の夜になるとKNN神田敏晶が前日アメリカで発売されたばかりのiPadを持ち込み、再びカシオペア向谷実が登場、iPadのピアノアプリを演奏して、「日本で初めてiPadのピアノアプリを演奏した」とwikipediaで紹介されたりするなど、このUSTREAMのおかげで日本でのiPadの売れ行きを軽く数パーセントは上げてしまったんじゃないかと思うような中継となった。
前日の参加者の林さんがhttp://nobi.com/jp/Ustream/entry-1150.htmlで「iPadの発売の裏で、またまたUstreamの衝撃」というレポをアップしているので、詳しくはそちらの方で。
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# by t_maity | 2010-05-04 11:23 | Macintosh

歴史的な夜

 それにしても、はまり込んでしまった。
 4月3日、年度始めで、とても忙しい週末のはずだったのだが、思いっきり、はまり込んでしまった。
 「デジタルステージ」というソフトウェアメーカーのUSTREAMイベントにどっぷりと浸かり込んでしまった。
 この会社は、社員20名ほどということで、どちらかと言えば中小に属する企業だ。
 僕は、昔から小さいけれども面白いソフトを作る会社が好きだった。
 たとえば、コーシングラフィックス、演算星組、ソノランブルー、モモデラーズブランド。
 MacWorld EXPO TOKYOでは、これらのブースを見に行くのがとても楽しみだった。
 このデジタルステージもそれら往年の会社と似通った香りがしていると思う。
 ここの商品では、「Motion Dive Tokyo」と「Life with Photocinema2、3」の2種類のソフトを使っている。
 Motion Diveは、いわゆる「VJ(ビデオジョッキー)」ソフトで、A、B2種類の映像をミックスして映像を作るものだ。
 Life with Photocinemaは、写真データを多彩なトランジションでつなぎ、音楽を重ね、スライドショーとはとても呼べない、そうPhotocinemaと呼ぶのがふさわしい映像を作ってくれる、デジカメユーザー必携ともいえるソフトだ。
 自分は、VJをやっているわけでもないし、デジカメのヘビーユーザーでもないのにこのソフトを使っている。
 それでは、何のために使っているのかと言えば、ビデオやDVDの素材作りに使っているわけである。
 友人のやっているロックバンドやセッションイベントのサポートとしてビデオ撮影、DVD制作をやっているのだが、DVDのオープニング映像やタイトルロール、エンディングロール。ネットでの告知PVなどの素材をとても手軽に見映え良く作れるのだ。
 本来の使い方ではないが、自分のやりたい事ができるのならば、そんなのは関係ない。
 この2つのソフトは、自分にとって大切なソフトだ。
 故にデジタルステージもとても大切な会社だ。
 そのデジタルステージから3月13日に新Motion Diveプロジェクトの始動をUSTREAM放送するというメールが届いた。
 ソフトの開発をUSTREAMで中継し、同時に視聴者からの意見をプロジェクトに取り入れて行こうという前代未聞の試みだった。
 おまけに新バージョンのキックスタートにもかかわらず、「VJはなかなかビジネスにならないから、とりあえずはどう売るとか考えずに皆でいっしょに作って行きませんか?」「まるで部活みたい」「それじゃモーションダイ部ということで」とネットの中での部活まで誕生してしまった。
 この日の状況は、http://www.ustream.tv/recorded/5410515 で見る事が出来る。
 また、このUSTREAMを見ていたITライターの林伸行氏の「USTREAMの衝撃再び」http://nobi.com/jp/Ustream/entry-1140.htmlというレポートも書かれている。
 いかに土曜日とはいえ、最大同時視聴者1700人、3時間の合計視聴者7000人というのは、いくらなんでも凄すぎる。
 何かが動き始めていると感じた。
 この日まで、あまりUSTREAMにはいい感情は持っていなかった。
 要するに、どうでもいいものが多すぎるのだ。
 たとえば、AppleのWWDCでのスティーブ・ジョブズのキーノートをUSTREAMやポッドキャストで生中継するなんていうのは愚の骨頂だと思う。
 キーノートの現場まで行き、そこから放送するなら話はわかる。
 しかし、日本の自宅でどこかの他人がネットで流しているテキストデータや写真を見ながら、それを中継するなんてどうなんでしょうね。
 そのUSTREAMやポッドキャストの視聴者だって、そのネタとなっているネット中継を見ていると思うけどね。
 それに、USTREAMの生中継全般を「だだ漏れ」と言う事についても違和感を覚えるね。
 玉石混淆というが、USTREAMやポッドキャストの9割近くはただの石っころなんだと思う。
 しかし、中には今回のデジタルステージのような面白いものもある。
 9割の石っころに1割の宝物を埋もれさせないためにいかにすべきか?
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# by t_maity | 2010-04-14 00:08 | Macintosh

強欲な企業と傲慢な大衆

 iPadの発表前後から話題は、デジタル書籍に集中しているように見える。
 その大半が「日本では出版社が消極的であるとか流通利権が複雑に絡み合っているため、iPadはApple TVに二の舞になる」といった意見が多いように見受けられる。
 Apple TVというよりも、日本でのiTunes Storeの映画やTV番組のダウンロード販売に関しては、確かに何の進展も見られていない。
 しかし、良く思い出していただきたいがiTunes Storeでの音楽ダウンロード販売に関して日本では順風満帆でここまで来ているわけではない。
 アメリカでiTunes Music Storeのサービスが開始されたのが2003年4月だが、日本では2005年8月と2年半近く遅れてのサービス開始となった。
 これは、もちろん日本のレコード会社との契約に時間を要したからだ。
 さらにサービス開始された時点でも数社のメジャーレーベルが不参加の極めて不安定なスタートとなっていた。
 契約ミュージシャンからのiTunes storeへの参加希望が多かったり、iTunes Storeでの売上げが爆発的に伸びた事などからソニーを除く4大レーベルも現在では参加している。
 問題はソニーだ。
 本家ポータブルミュージックプレイヤーのウォークマンがiPodに取って代わられたのが気に入らないのか、iTunes Storeとの価格設定が折り合わないのか(ソニーってCDも高過ぎ)未だにiTunes Storeに参加していない。
 日本以外のソニーグループ傘下のレーベルはiTunes Store参加しているところもあるのに、日本のソニーは嫌がらせのように参加を拒んでいる。
 
 映像のデジタル配信はと言えば、youtubeとニコ動が盛況なものの映画配給系などは今ひとつ伸び悩んでいるようだ。
 これら日本企業のiTunes Storeへの参加は協議中のようだが一向に進展しそうな気配がない。
 TV局などは、面倒な流通のしがらみなどないはずなのだが、iTunes Storeにコンテンツが並びそうな雰囲気はない。
 NHKオンデマンドなどは、はなからMac非対応と言う有様だ。
 これらコンテンツホルダーが、iTunes Storeへの参加を頑なに拒んでいる理由は、流通がどうのと言うよりもデジタル配信には、他人の手は一切触れさせたくない。コンテンツも収益も全て自分の手でコントロールしたいのだろう。
 しかし、賑わいのない所には人は集まらない。
 iTunes Storeが賑わっているのは、それなりの理由があるだろう。
 米NBCが2007年12月でiTunes Storeへの番組を打切り、Amazonに移行したものの翌年9月に再度iTunes Storeに戻ったということがあった。
 撤退した時には、NBCが2.5倍の値上げを要求し、Appleがそれを蹴ったことが原因という話があったものの、NBCはそれを否定し、その証拠と言わんばかりにiTunes Storeと同額でAmazonでの配信を始めたのだが、1年足らずでiTunes Storeに復帰した、しかも撤退前と同じ販売価格のままで。
 結局、iTunes Storeの方が魅力的だったということなのではないだろうか。
 企業の欲の深さを見たような事件だった。
 ほぼ失敗と言ってもいいような自社サービスにしがみついて利益から遠ざかるよりもAppleに30%の手数料を支払った方が得策ではないかと思うのだが。欲には勝てないという事か。

 デジタル出版に関しては、流通が複雑だとか、再販制度が足枷となってiBooksは成功できないとマスコミが騒いでいるが、確かに映像コンテンツなどよりもはるかにハードルが高そうだ。
 再販制度については、度々、制度改正が論議されるのだが、小売店保護の声が大きく、不調に終わっている。
 iPadが発表されてから、出版不況の救世主を求める声と街の本屋が潰れてしまうという相反する声があがっている。
 再販制議論を避けて通れないことを考えると、日本でのiBooksの実現は難しいと考えざるを得ないだろう。
 いずれにしても、デジタル出版が進んで行く行かないにかかわらず、出版社、流通、書店のいずれもがこれからは非常に厳しい状況が続いて行く事は間違いないと思われる。
 街の本屋さんが無くなってしまうのは非常に困る。
 本というモノが無くなってしまうのは、もっと困る。
 AmazonやiBooksの取り扱い商品も心配だ。
 取り扱いの中心となっているのは、小説などの「書籍」だ。
 多分、現在最も紙資源を無駄遣いしているメディアは、新聞・雑誌のはずである。
 本来、真っ先にデジタル化を進めてほしいのは新聞・雑誌なのだ。
 もっとも後世まで残ってほしい書籍ばかりがデジタル化されては困るのだ。
 確かに新聞・雑誌は、デジタル出版での課金は難しいような気もする。
 しかし、新聞・雑誌については、iPadスペシャルイベントでニューヨークタイムズがプレゼンしていたように「アプリケーション」で出版してほしい。
 アプリケーションならば、アプリ内課金できるし、iBooksのサービスがいつになるかわからない日本でも利用できる。
 流通の関係で、発売が東京から数日遅れてしまう地方でも発売日に読む事が出来るなどいい事尽くめだと思うのだが。
 短期間に有効な情報を扱い、さらに大量の紙を消費するような本、例えばコンピュータやアプリケーションの解説書、学校の教科の参考書等もデジタル化に向いているかもしれない。一冊がとても分厚く、重い参考書がiPadの中に何冊も入れられるのはとてもいい。
 iPadでObjective-Cの解説書を読みながら、Macでコーディングなどというのは効率がいいかもしれない。解説書だけではなく、ネットでいろいろなリファレンスを参照できるしね。
 あと、近年では数年で絶版となってしまうケースも多いので、絶版状態となった紙の本は、即、デジタル化して、その生命をつなぎ止めるようにしてほしいものだ。

 企業がiTunes StoreやiBooksあるいは Kindleのような新しい流れが出てきた時にそれに逆らうように言う言葉が「著作権保護」だ。
 日本の現在の著作権は、JASRACありき、つまり「使用料回収」至上主義。しかも、包括的利用許諾という歪んだ仕組みで成り立たせているもので、本来の「著作権」とは何かということを常に考えさせられるものとなっている。
 とはいえ、JASRACの都合の良い言い訳となり、本来の著作権者であるべきクリエーターの権利を侵害しているのは、大部分は海賊版で商売をしている犯罪者。そして、winyなどのファイル共有ソフトで音楽や映像など何でも只で利用し、そして只で分け与える事が偉いと勘違いしているバカな大衆。
 その他にも、他人の作ったものをまるで自分のもののように好き勝手にいじり倒すバカな大衆もいるが、これについてはまた別の話か。
 これら大衆の罪は、CDや本という物質を金を出して買ってしまえば、その中に収められている本質部分さえも自分の好き勝手にできるという安易なものの考え方をしているところである。
 このような考え方をする人間ならば、ネットの中においてあって、Winyで簡単に拾えるようなものは、道路に落ちているものを拾うような感覚でしかないのだろう。
 データを分け与えているだけなので、自分は痛くも痒くもない。より多くのものを分け与えれば、自分が何か偉くなったかのような錯覚を覚える。
 このような無知とも傲慢ともつかない感覚というのは、80年代を契機に増殖してきていると思う。
 ひとつは、ヒップホップの台頭。
 他人の作ったアナログレコードをスクラッチしたり、リミックスをしたりというテクニックがはびこるとともに、元来の権利を持つ作者のことがまったく視野に入らなくなってしまう。
 こういうことに対して、バカの一つ覚えのように作者を「リスペクト」していると口走る。
 リスペクトの意味をわかって行っているのかと言いたくもなるのだが、馬耳東風というものだろう。
 こいった事態をさらにややこしくしているのが、デジタル技術の発達とともに現れた「サンプリング技術」だろう。
 70年代までは、せいぜいメロトロン程度のことしかできなかったものが、80年代の訪れとともにコンピュータ技術をつかい、どんな音源でも好きな部分を切り取り、編集して使う事が出来るようになってしまった。
 このサンプリングで、90年代初頭に非常に面白い事件があった。
 あるイギリスのバンドのドラマーがあるアーティストのアルバムに収録されている曲のドラムが自分のドラムをサンプリングし無断使用しているというものだった。
 このやり玉にあがったアーティストは、元はと言えば、このドラマーのバンドのオリジナルメンバーでボーカリストという曰く付きの話なのだが、このアーティストが調査をしてくと面白い事実関係が浮かび上がった。
 実は、無断使用されたとしていたドラム音源というのは、もともとはこの疑いをかけらたアーティスト のアルバムからこのドラマーが無断でサンプリングして使っていたものを忘れてしまったいただけの事だった。
 ばかばかしい笑い話のような話なのだが、このドラマーが振り上げた手をどのようにおろしたのか。訴訟などにはってしてしまったのかまでの情報はないのだが、非常に印象深く残っている事件だった。
 近年、youtubeやニコ動などにより、二次利用などということが話題となっている。
 著作権者が二次利用されることに同意している場合なら、なんの問題もないのだろうが、そのようなことなど全く間得たもいない作者にとっては非常に複雑な問題を含むものとなる。
 JASRACに著作権管理を委託するということは、作者が自分のもっている著作に関する権利を JASRACに委ねるということであり、その瞬間、作者は自分の作品を自由に扱う事ができなくなってしまう。著作権を有するのはJASRACなのだから。
 自分の曲をヒップホップに使わせたくないと思っても、JASRACが使用料を払えば使っていいよと言ってしまえばそれまでだ。
 自分がライブをやる時にさえ、自分の曲の使用料を収めなくてはならない。
 ライブハウスに出演している8割方はロックバンドだと思うが、包括的契約を結ばされたライブハウスからの使用料がほとんどロックバンドにはいかず、まったく関係のないジャンルに流されているのではないかという疑惑がもたれている。
 日本でのiTunes Music Storeが開始された時にiTSからJASRACに最初の利用データが提出された時に、再提出を求められた事があった。
 その当時にネットで出ていた情報では、iTSでは、アーティストごとの詳細な売上げデータをデジタルデータで提出したのだが、JASRACでは、JASRAC指定の紙のフォームに(ザックリとしたデータを)手書きで出す事を要求されたというものだったが、JASRACの使用料の分配に関する疑惑を強調するものだった。
 JASRACは、作者同士の盗作問題には一切ノータッチで、当事者同士で解決をすべきとうことを公言している。
 「著作権」とは、いったい何なのだろうか?
 JASRACありきの著作権法など、もう限界に達しているのではないのか?
 いったん、JASRACを解体した上で、本来の著作権とは何かということをよく考えた、新しい法律を考える時期に来ている気がする。
 いずれにしても、強欲な企業と傲慢な大衆と何のためにあるのかよくわからないJASRACの間で、クリエーター達は一様に蚊帳の外に置かれているような状況である。
 iPadの発表とともに、出版社をとおさず、iBooksに自分の作品を出品することを模索し始めている漫画家などが現れ始めている。
 この先10年間で、相当ラジカルな変化が起こって行く事は、もう止めることのできない流れなのかもしれない。
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# by t_maity | 2010-03-08 03:40 | Macintosh

大バカ発見!

 さて、3組目は真打登場!
 天敵、くりらじのAppleるんるんです。
 またいつものように生放送とやらをやったのかと思っていたら、当日はお誕生日ということで、生なんかやってられるか!ということのようでした。
 しかし、先週の配信分でいつものように吠えまくってましたね。
 その内容ときたら、あまりにも酷いのでいちいち突っ込む気にもなりません。
 とりあえず暴言の数々を列挙してみましょう。
 「第一の印象は、ジョブズに後光がなくなった」
 「ただ、でかくなっただけのiPhone」
 「あのスカスカの画面は、覇気があった頃のジョブズなら絶対許していない」
 「ジョブズの精神状態が心配」
 「あの商品をだすなら、最初からOSを作れとは言わないがルック&フィールは考えてしかるべきだったんじゃないか」
 「中国のパチもんメーカーのやること」
 「電子ブックありきで、技術ありきではない」
 「この機会に電子ブックをやるなら、何故iPhoneでそれをやらなかったのか」
 「なぜOSの見直しをはからなかったのか、なぜそんなにあせっているのか」
 「明日からこのソフトは走りませんっていうことを平気でやる会社だから」
 「アップルがCPUの自社工場を持つっていうことが不安」
 「netbookにNoだと言っていたのに、iPadにはそのNoと言っていた事が全部入ってる」
 「引き際は選ぼうぜ」
 どこまで上から目線で物が言えるんでしょうね。
 アンチAppleのSAGが、小姑根性丸出しでグチグチとdisりまくりながら、BJに間の手のように火に油を注ぐようなことを言いますが、今回はどうも噛み合ってませんでしたね。
 BJが気に入らないだろうなというところを話を合わせようと子分たちが振るんですが、どうも気持ちが合わない感じです。
 多分ですが、BJはただ単にジョブズがiPadを胸に抱えたあの最初の瞬間に「あっ、でかいだけのiPhone、デスクトップがスカスカでカッコ悪い」と思いそれ以降は何も目にも頭にも入らない状態だったのではないかと思います。
 iPadに対して第一印象が悪かった人は多かったと思いますが、その後、Appleのサイトにアップされたムービーで実際にiPadを操作する場面を見て凄いと思う人が多いのですが、くりらじの連中の中でまともにムービーを見たのは鐵尾だけのようです。
 番組の中でいろいろなことを言っていますが、結局はエンガジェットやギズモードなどの実況の静止画しか見てないんじゃないでしょうかね。
 見た目の第一印象だけで、これだけの罵詈雑言を言っているわけです。
 基本的にBJは、iPhoneやiPadの画面のことを「デスクトップ」と言っているが、iPhoneもiPadもでデストップメタファーは使っていない。
 BJが「スカスカ」と言っている画面は、デスクトップではなく、ホームスクリーンが正しい名称だ。
 iPhoneのホームスクリーンの絵柄を変えることができればいいのにという声が多く、jailbreakしてホームスクリーンの絵を変えたりする人が多かったので、まずiPadでこのリクエストに応えたのだと思います。
 ジョブズがiPadのデモで一番最初にやったのが、このホームスクリーンの絵柄が変えられるというものでした。
 要するに、ホームスクリーン上にぎっちりとアイコンを並べてしまっては、このホームスクリーンの新機能が目立たなくなりますよね。
 デモの中で、このホームスクリーンが表示されている時間はごく短く、さらにジョブズが動かしてみせるアプリの数もそれほど多くはなかったので、アイコンの数を減らしてホームスクリーンそのものを目立たせるための演出だったのだと思います。
 ジョブズがiPadの厚さを見せるために側面を観客にむけてから、正面に持ち直した時に指がタッチスクリーンにあたって、一瞬ですが2ページ目の画面が見えましたが、1ページ目と同じようにアイコンが置かれていたので、ホームスクリーンの絵柄を見せるためのアイコンは位置調整をしていたのだと思います。
 ちょっと考えれば、この程度のことは容易に想像できると思いますがね。
 ジョブズがプレゼンでiPadを取り出した、あの場面だけを見て「ジョブズの後光が消えた」とか「精神状態は大丈夫か」とか「アップルのDNAが入ってない」などと大騒ぎするその感覚が僕にはまったく理解できませんね。
 この人、MacやiPhoneの話をするときに「ルック&フィール」という言葉を使うんですが、その会話を聞く限り、この人の頭の中にあるのは「ルック&フィール」ではなく「ルック」だけなのではないかと思います。大げさなことは言うものの、見た目のことしか気にしていないのではないのかと思います。
 さらに、毎度の事ですが「あのサイズにするなら、OSはMacOSにするべきだろ」と言ってます。
 毎度毎度、うざいんですが、Macに入っているのもiPhoneに入っているのも基本的にMac OS Xですから。
 iPhoneのOSをiPhone OSと読んでいるのは、区別をつけるための便宜的なものと考えていいのではないでしょうか。
 そんなにMac OSで動くタッチパネルがいいというなら、それは既にあります。なぜBJはModBookを買わないんでしょうか?
 タッチパネルの中で動くMac OSが見たいならば、youtubeでModBookの動いているムービーが見れます。
 http://www.youtube.com/watch?v=hvcmeLwho64
 ModBookでは、スタイラスで画面にイラストを書いたり、手書き入力などがクローズアップされますが、むしろスタイラスを使ってメニュー操作をしている場面に注目していただきたいのですが、スタイラスを使った操作は決して快適そうには見えません。
 Macはマウスを使って画面操作をすることが前提のコンピュータですので、OSも当然マウスを使う事を前提とした作りとなっています。
 MacBookにはタッチパッドというポインティングディバイスがついているのですが、わざわざマウスを繋いで使っている人が少なくないのは、マウスで操作するために設計されたシステムだからでしょう。
 タッチパネルで操作するコンピュータならば、それに最適化されたインターフェイスがのせられるべきです。
 今回のiPadでも画面サイズが大きくなったからこそできる新しいインターフェイスを見る事ができます。写真のアイコンをピンチイン、ピンチアウトするようなものがそれです。iPadが発売されて、実際に使い始めると「こんなことになっているんだ!」と気づかされるような改良点がいろいろ出てくるのではないかと思っています。
 もし、AppleからCore2Duo等のインテルチップを搭載したタブレットがリリースされるとしたら、AppleはOS Xをそのタブレットに最適化した設計をするでしょう。そんなタブレットをBJが見てもそのOSをOS Xとは受け止められないでしょうね。
 もうひとつウンザリさせられるのが、アンチApple小姑SAGの皮肉口です。
 今回もP.A Semiについて、得々として蘊蓄をたれていますが、その内容は間違いだらけです。
 iPadのCPU「A4」をPower PCと言っていますが、それは完全な嘘です。
 「P.Aっていうのは、パワーアーキテクチャーだから」と言っていますが、P.A Semiの正式名称は「PaloAlto Semiconductor」でパワーアーキテクチャーの略ではありません。
 Appleが自社工場で作ったCPUなどとも言っていますが、このP.A SemiはCPUの設計をする会社で工場を持っているわけではありません。
 たしかにパワーアーキテクチャー系のCPUの設計をしていましたが、創業者はDec AlphaやARMなどの設計をしていた人なので、パワーアーキテクチャーオンリーの会社というわけでもありません。
 さらに言えば、iPhoneのCPUの「ARM」は、省電力タイプの36bit RISCチップです。パワーアーキテクチャーは、もちろんRISCチップですね。多分、iPhoneのCPUの基本性能と省電力性能のアップを目的としてAppleが買収したのではないかと思います。
 もしかしたら、買収のあった一昨年の4月には、既にiPadの開発が進んでいたのかもしれません。
 この買収のあった当時にP.A Semiの開発していた「PWRficient」をiPhoneに採用するのではないかという報道がありました。
 http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20372071,00.htm
 SAGの言っている事は、こうした古い情報がいつまでも頭にあるからなのかもしれません。
 「A4」チップに関するAppleからの詳細な情報は出ていませんが、製造しているのはiPhoneのARMを製造しているサムソンではないかと推測されているようです。
 詳細な情報については、これから出てくる「Mac Fan」や「Mac People」などといったMac専門誌に載せられてくると思います。
 それにしても、誰でも情報発信のできる世の中の肯定的な面ばかりがもてはやされますが、こんな素人さんたちがポッドキャストで好き勝手な事を言って、スティーブ・ジョブズの精神状況がおかしいとまで言い、その引き際うんぬんまで言ってしまう。僕などは「何様だ!」と憤慨してしまうが、こんなド素人をまるで芸能人扱いする「ファン」まで現れるのって、とても怖い世の中でもあると思う。
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# by t_maity | 2010-02-09 01:58 | Macintosh

バカ発見!Part2

 さて、2件目のバカ発見です。
 スタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんとGoogle日本社長の辻野晃一郎さんです。
 ポッドキャスト「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で辻野晃一郎さんがゲスト出演した時のことです。
 この「ジブリ汗まみれ」という番組ですが、ディズニーがスポンサーにつき、庵野秀明、サマーウォーズの細田監督、ワンピースの尾田栄一郎など、そうそうたるゲストを毎回招いて収録されているもので、非常に貴重な話の聞くことができます。
 …ですが、プロの編集が入っているのが仇となっているのか、番組冒頭で妙なナレーションが延々と続き中々、本編が聞けないとかマスタリングのボリュームレベルが低過ぎて聞き辛いとか残念なことが多い番組です。
 ポッドキャストは通勤時に車を運転しながら聞く事が多いので、この番組は非常に聞き辛いですね。内容が貴重なだけに残念ですね。もっとシンプルでまともな編集にしてほしいものです。
 そんな「ジブリ汗まみれ」にどういう繋がりなのか、Google日本社長の辻野晃一郎さんが出演した時のことですがクラウドコンピューティングについて語っていた流れで、鈴木さんのご子息がどのようにコンピュータを使っているかとう話が出ました。
 「うちの息子は今30歳くらいだが、大学生になる時にコンピュータを買ってやろうかと言った時に、いらないと言われた。なんで?って聞いたら、コンピュータなんていろんなところにあるじゃん。買ってもすぐ古くなるし、どこかに行けばいつも新しいコンピュータ使える。ソフトもそうだよ。と言われて驚いた。それで、実際にうちの息子は世界中あっち行ったりこっち行ったりしていて、どこに行ってもそこにあるコンピュータを使いこなす。そういう事で言うと、iPhoneのようなビジネスなんかも凄く古くさく見えた。スティーブ・ジョブズがこの前なんかの賞をもらってたけど、それはこの10年間のことだったからで、これから10年先はもうスティーブ・ジョブズがそういうことになることはないだろう」なんてトンチンカンなことを言って、それに対して辻野さんが「iPodやiPhoneが成功しているが、スティーブ・ジョブズはソニーの盛田さんのことを尊敬していて、ウォークマンのマーケティングなどをコピーしている」とかぶせてきてさらに「まだダウンロードなんかをやっているうちは、スティーブ・ジョブズもインターネットを理解しているとは言えない」続けていました。
 この辻野さんって、元ソニー社員だったんですよね。いかにもソニーの人の考えそうな事なんですが、多分、現在のソニー社員たちもこんなことを考えてる人達ばかりなんでしょうね。だからiTunesに嫌がらせをするようにいつまでたっても参入してこないんでしょうね。そのうちソニーだけが取り残されて、抱えているアーティストに逃げ出されないように気をつけたほうがいいと思うけどね。
 それにソニーもリスモなんかには、曲を提供してるんじゃなかったっけ?辻野さん、ソニーにもそんなことをしてるようじゃインターネットを理解してないって言ってあげた方がいいんじゃない?
 鈴木さんって、Googleがアンドロイドっていうスマートフォンやってて、自社ブランドの機種まで出してる事って知ってらっしゃるんでしょうかね?
 アンドロイドマーケットなんていうアプリのダウンロード販売までやっているiPhoneまるパクリのこの事業って鈴木さんのおっしゃる古いビジネスモデルとどう違うんでしょうね?辻野さんもどういう気持ちで話を合わせてたんでしょうね?
 鈴木さん、つい最近「web進化論」を読んでITの勉強をなさったそうで、なかなか笑えてしまうんですが、そんな付け焼き刃で随分と大きな話をしたもんですね。
 ま〜、まわりの人間にApple批判をした方がGoogleのウケがいいという情報でも吹き込まれてたんじゃないですかね。
 どっちにしても痛すぎる会話でした。
 それで、鈴木さんは「web進化論」にいたく感動したようで、ジブリの作品をwebで無料配信することを考えているなどとおっしゃっています。
 ナウシカやトトロをwebで見れるのかと思ったら、10分くらいの短編を公開したいんだそうです。しかも10分とはいえジブリの作品は多額の予算がかかっているのでスポンサーを探さなければというなんともショボイ内容でした。
 ジブリも制作サイドにITに強い社員を入れておかないと危ないですよ。この話といい、最近の作品の内容といい、沈みゆく船を見ているようで悲しいね。
 Googleは、自分のことを「ピュアクラウド」なんて言ってるけど、それならアンドロイドではアプリもクラウドにおくべきなのだろうが、iPhoneを見てアプリを販売しないと開発者が着いて来ない事を知っていたので、アンドロイドマーケットなんていう「古いビジネスモデル」をパクるなど、言っている事とやっている事の大きく乖離していることが目立つようになってきている。
 Chrome OSではどうするんでしょうね?
 サードパーティーのアプリは「古いビジネスモデル」のままなんでしょうか。それともChrome OSは、ChromeブラウザとGmailとGoogleDocなどのGoogleアプリだけで十分という方向性でいくんでしょうかね?
 もうGoogleがごく普通の企業だということはバレてしまっているので、この先10年が過去10年のようには行かないというのは、むしろGoogleにあてはまることなんじゃないかな?
 
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# by t_maity | 2010-02-07 12:41 | Macintosh